安全荷役の取り組み

自動車事業部門の取り組み〜Global SQC (Safety & Quality Committee)〜

自動車事業部門では、約55年の歴史のなかで品質管理を最優先課題としてきました。自動車は、船舶へ自走による積み付け・積み下ろしを行うため、わずかな傷も付けることのないよう、運転からドアの開閉に至るまで丁寧な作業が求められます。そのため、荷役会社や現場管理者などの関係者が一丸となり安全かつ徹底した品質管理に取り組む必要があります。
当社グル―プでは、国内外にGlobal SQC (Safety & Quality Committee)を設置し、安全品質の向上を図っています。

  1. Global SQC (Safety & Quality Committee)
    安全品質の向上を目的とした委員会で、荷役品質のみならず船舶品質と運航品質も含めた3本柱による構成。活動の一環として定期的に全体会議を開催し、自動車輸送に関わる内外地の関係者に向け理念の共有と、事故を未然に防ぐための意見交換/ワークショップ等を実施
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ドライバルク事業部門では、輸送品質向上のための安全荷役ガイドライン「Essential-15」を紙媒体からアニメーションを含むデジタル媒体へと刷新し、船主・船舶管理会社を通じて当社が運航するバルカー延べ210隻へ配布しました(2023年10月現在)。英語、Bet365 アプリ語、中国語、タガログ語の4ヶ国語に対応していることから、知識と経験のレベルや母語が異なる船長・航海士や運航担当者(オペレーター)に広く浸透し、知識の深度化や船員と陸上関係者間のコミュニケーションツールとして寄与しています。

  1. 安全荷役ガイドライン「Essential-15」
    鉄鉱石や石炭を輸送するケープサイズやパナマックスを中心とするバルカーを対象に、荷役中の重大事故を未然に防止するために本船乗組員に最低限守ってほしい15項目を集約している