恩返しの想いを込め、平等な教育機会を支援
当社はフィリピンのルクバン・クエゾン地域にある中等教育6年制(注1)の公立学校「Paaralang Sekundarya ng Lucban」にプリンターとコピー用紙を寄贈し、10月25日に贈呈式が行われました。
フィリピンでは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部学校を除いて現在も対面授業が禁止されていますが、インターネット通信の整備が進んでおらず、オンライン授業が困難な学校があります。そのような学校はモジュール教材を用いた遠隔授業をしていますが、経済的に全校生徒分の紙を手配することが困難なケースがあり、教育格差が生じています。
今回当社はフィリピンの平等な教育機会の保持のため、NYK-TDG Friendship Foundation, Inc.(注2)への寄付を通じ、海事産業を支える船員のために設立されたフィリピンの非営利団体IMO-ASTIG(注3)の協力のもと、プリンター3台とコピー用紙15万枚を寄贈しました。今後は、レイテ島タクロバン地域にある3校(「Greendale Residences Integrated School」、「Leyte National High School」、「San Jose National High School」)にも同様の支援を行う予定です。
10月25日に開催された贈呈式には、教育局、学校関係者及びフィリピンを拠点とする当社グループbet365 入金 方法のNYK-FIL SHIP MANAGEMENT, INC.(注4), MarCoPay Inc.(注5)をはじめ関係者が出席しました。教育局、学校関係者からはこのたびの支援に対し、感謝の言葉が述べられました。
写真左から)
Dr. Reynaldo Nanong (Paaralang Sekundarya ng Lucban 校長)
Marcelo R. Raneses(NYK-FIL SHIP MANAGEMENT, INC. 副社長)
本元謙司 (NYK-FIL SHIP MANAGEMENT, INC. 船長)
Dr. Jessie E. Quesea, (教育局 ルクバン地区 公立高校主管)
今年、当社グループはESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた「NYKグループ ESGストーリー」を発表し、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。今回の支援も、世界最大の船員輩出国であり、船員の採用や育成、当社の事業支援を通じて関わりが深いフィリピンへの恩返しとして進めてまいります。
当社グループは今後も社会とともにより良い地球社会の実現に貢献するというグループの企業理念に基づき、国際社会との共存共栄を目指し、「海、地球、そして人々への恩返し」を実現してまいります。
(注1)
フィリピンでは,2012年から新たな教育制度が導入され,基礎教育は12年(初等教育6年,中等教育6年)となっている。
(注2)NYK-TDG Friendship Foundation, Inc.
フィリピンのストリートチルドレンのために食事、家、保健医療、教育等を提供することを目的に、1990年1月、トランスナショナル・ダイバーシファイド・グループCEOホセ・ロベルト・デルガド氏と当社グループによって設立。
(注3)IMO-ASTIG
若手航海士・機関士を中心に、フィリピンの海事産業の発展を目的とし、2020年3月に設立されたさまざまなプログラムや社会貢献活動に取り組む非営利団体。ウェブサイト:https://imo-astig.org/
(注4)NYK-FIL SHIP MANAGEMENT, INC.
1989年フィリピンに設立したフィリピン人船員配乗bet365 入金 方法。200隻以上の当社グループ運航船に乗務するフィリピン人船員の教育・育成・乗務管理を実施。ウェブサイト:https://www.nykfil.com.ph/
(注5)MarCoPay Inc.
船員ならびに関係者が直面する金融面での課題を解決し、海運業界を支える船員の安定や継続的な成長につながるプラットフォーム構築を目指して2019年フィリピン・マニラに設立。モバイルアプリを通じて電子通貨をはじめとした金融サービスを提供するフィンテック企業であり、当社、TDG社、丸紅株式bet365 入金 方法が出資している。ウェブサイト:https://www.marcopayinc.com/
※ NYKグループ ESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。